契約表から、チーム編成を読む
今季の給与が高いチームと、数年先まで契約が残るチームでは、編成を見るポイントが違います。 このページでは、当サイトの表と出典を使って、給与の集中、契約の節目、補強手段を調べる順序を説明します。
説明の更新日:2026年10月7日。各チーム・選手のデータ基準日は、それぞれのページで確認してください。
1. チームの今季と将来を、順に確認する
- 給与表の収録人数をロスターと比べるチーム一覧からチームを選び、ロスター確認人数と給与表の人数を確認します。契約額未反映の選手がいる場合、表の合計だけでは全員分の給与を把握できません。未収録は年俸ゼロを意味しません。
- 今季Cap Hitの大きい選手を見る契約表の今季列で、どの選手に給与が集中しているかを調べます。選手名を開くと年別の契約と出典を確認できます。順位は収録・公開できる給与の範囲での比較です。
- 右側の将来年とPO / TOを見る同じチームでも、今季で終わる契約と数年残る契約では将来の構成が違います。モバイルでは表を横にスクロールしてください。オプション年の金額は、行使が確定した給与と区別して読みます。
- キャップラインと指名権を合わせて見る給与の位置を確認してから、指名権の年・巡目・保護条件を読みます。給与が少ないことや指名権の件数だけでは、実行できる契約・トレードを確定できません。取引の制限はCBAと個別条件の確認が必要です。
2026-27のシーズン概要とチーム比較では全体の位置を、チーム詳細では契約の内訳を確認できます。
2. 年俸、保証、オプションを混同しない
| 表示 | 読み方 | 判断するときの注意 |
|---|---|---|
| Cap Hit / 年別金額 | 掲載資料に基づく、そのシーズンのキャップ計上額です。$Mは百万米ドルを表します。 | 選手への実際の支払日・手取額・契約総額を示す列ではありません。 |
| 契約総額 | 契約全体について出典が報告する金額です。 | 単純に年数で割って、各年のCap Hitや保証額を補完しないでください。 |
| 保証 / 非保証 | 金額とは別に確認する契約条件です。出典で確認できる範囲を表示します。 | 金額の記載だけで全額保証とは判断できません。無印の年には条件未収録も含みます。 |
| PO / TO | POは選手、TOはチームが継続を選ぶオプションです。確認済みの行使・破棄・見送りは別表示します。 | PO / TOだけの表示は、行使済みを意味しません。将来年の確定支出と分けて確認します。 |
| UFA / RFA | FA時の契約手続きの区分です。RFAでは元チームのマッチ権などが関係します。 | 契約終了年やオプション判断と併せて読み、区分だけで移籍先や再契約額を予測しないでください。 |
当サイトでは、出典で破棄・見送りが確認されたオプション年を給与の計算対象から外します。 条件が未確認の年は、保証済みと扱いません。詳しい制度はPO、TOと用語集で確認できます。
3. キャップラインとの差から分かること
Salary Capは契約の基準線、Taxは課税の基準線、1st / 2nd Apronは編成上の制限に関係する基準線です。 NBAにはキャップ超過契約を認める例外があるため、キャップを超えた表示だけで契約違反とは判断できません。 また、Taxラインとの差額は税額そのものではありません。
- Contract Total
- 公開対象になった当該シーズンの契約行の合計です。未収録の契約や、確認できない調整まで含めた公式Team Salaryではありません。
- Reported Allocations
- チームに収録されたSpotrac「2nd Apron Summary / Total Allocations」の報告値です。契約行の合計とは別の出典・集計範囲として扱います。
- ラインとの差
- 基準ライン − 表示に使った給与額、という算術比較です。プラスならラインまでの差、マイナスなら超過を表します。表示元と基準日を必ず確認してください。
計算だけを説明する仮の例:基準ラインが$150M、比較する額が$160Mなら、差は$150M − $160M = −$10Mです。 これは実在チームのデータではなく、差の符号を読むための例です。税額やトレード可能額はこの計算では求められません。
給与データの照合欄に「INCOMPLETE」と表示されている場合は、内訳などの必要情報が一部不足しています。 契約合計と報告値の範囲が一致すると確認できない間は、両者の差をApron控除や調整理由として説明できません。 実際の補強余地には、Cap Hold、例外条項、保証条件、個別の取引制限も関係します。
4. 指名権は件数より条件を見る
将来の指名権では、年・巡目・元のチーム・現在の保有先を先に読み、次にプロテクションとスワップ条件を確認します。 保護付きの指名権は、順位によりその年に移転しない可能性があります。スワップ権は順位を交換する権利なので、単純に1本増える指名権とは扱えません。
指名権の「未収録」は、権利を持たないという意味ではありません。 トレードに使えるかを判断する際は、保護条件の繰越しとStepien Ruleなどの制限を出典で確認してください。ドラフト史は過去の指名結果、チーム詳細の指名権欄は将来資産を見る入口です。
5. 出典と基準日を確認してから比較する
「公式確認」はNBAやチームなどの一次資料、「二次資料」は契約情報DBや報道、「推定」は推定を含む情報です。 「確認中」「要照合」は確定事実として扱えません。データの出典状態と、給与全体の照合状態は別の評価です。 個々の金額に出典があっても、チーム全体の集計が完成したとは限りません。
ロスターの確認日、給与スナップショットの基準日、出典を確認した日は別々です。 今日確認したロスターと、過去の日付の給与報告値が同じページに載ることがあります。 ページの更新日だけを根拠に、すべての項目が最新だと判断しないでください。
出典方針と算出範囲、現在の収録状況を公開しています。 誤りに気付いた場合は、ページURL・項目・シーズン・根拠となるURLを確認し、お問い合わせページで訂正依頼の方法をご確認ください。
制度の根拠と、次に読むページ
契約・キャップ制度の一次資料はNBPAが公開するCollective Bargaining Agreement(CBA)です。このページは当サイトの表示を読むための説明で、特定の取引の成立可否を判定するものではありません。